2024年6月11日
金子研に所属していた 矢野先生(名古屋大学)とタケダ-CiRA共同研究プログラム(T-CiRA)、金子 新 教授(CiRA増殖分化機構研究部門、T-CiRA)らによる研究グループは、ヒトiPS細胞から制御性T細胞(Treg)と同等の細胞を作製することに成功しました。またこの細胞にキメラ抗原受容体(CAR)を導入することで、細胞傷害性T細胞の分裂を抑制し、免疫不全マウスの移植片対宿主病(GVHD)を抑制することを示しました。この研究成果は2024年6月7日(日本時間)に「Cell Stem Cell」で公開され、CiRA広報より報道公表(プレスリリース)されました。詳細はCiRAのプレスリリースページをご覧下さい。
- 論文表題:Human iPSC-derived CD4+ Treg-like cells engineered with chimeric antigen receptors control GVHD in a xenograft model
- 筆頭著者:矢野 寿
- 責任著者:金子 新
- 掲載雑誌:Cell Stem Cell
- 発表期日:2024年6月7日
- DOI:10.1016/j.stem.2024.05.004