金子研所属の 石川 晃大 特定研究員が、第23回 日本再生医療学会総会にて
「優秀演題賞」を受賞しました!!
日本再生医療学会は、あらゆる再生医療や幹細胞に関連する研究が集まる学会です。
非常に大きなこの学会における受賞は、金子研全体にとっても喜ばしいものです!
石川先生、おめでとう御座います!!
本研究のポイント
・iPS細胞から分化誘導することで、目的のT細胞(iPS-T細胞)をほぼ無限に得られます。
・通常、T細胞は標的を認識すると増幅等反応の後、標的を記憶する等のライフサイクルを示します。
・しかし、iPS-T細胞は、通常のT細胞と異なるライフサイクルを持つことが問題となっていました。
・今回、石川先生が同定した2つの遺伝子を同時に導入することで、iPS-T細胞のライフサイクルを、
人体にあるT細胞のライフサイクルに近づけることに成功しました。
・この成果により、細胞医薬として投与されるiPS-T細胞が患者様の体内で効率的に増幅・生存する
ことで、より長く・効果的に抗がん活性を発揮できるものと期待されます。
・この研究成果は、今後医療現場にもたらされるiPS-T細胞医療の基盤技術となることでしょう。